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新年度、前期は対面授業でスタート

世間の動向に敏感な大阪府立大学では、2021年度は対面授業でスタートします。世間の動向はなにゆえ決まっているのでしょうか。きちんと調査していませんが、学生保護者の苦情が多いということのようです。しかし一方で、「オンライン非同期」と呼ばれる授業の学生評価は実はそれほど悪いものでもなさそうです。個別の感想やアンケートによれば、少なくとも概ね半数程度はオンライン非同期がよいという意見があります。最もおおいのは、時間の自由度と反復視聴だそうです。あるいは、ノートをとらなくても資料が配付されていることです。一方で、資料が多すぎる、読むところが多い、などの否定的意見があります。世の常、すべての欲求をかなえることは不可能ということです。資料なんていうも尾は、各人の裁量で多ければ読まなくてもいいものです。ただし、単純には、得られる情報量が少なくなります。これは、授業の密度を減らしてほしい、という要望につながり、どうもオンライン授業とは違う価値基準のような気もします。でも、顧客のご意見は、教育機関の経営者としてのあるべき立場による合理的な方針に勝ります。もしあるのなら。なければ対応は非常にシンプルにまとまります。

ならば、素直に選択式にすればよいものでうが、体制は支持の元統一あれるべき、というのが日本古来からの古き良き文化です。様々な窓口を用意することで問題を解決するよりも、たとえ高コストでも一つの完璧な手法を目指し、それが満たされない場合は導入しない、というよくある対応方法です。

日本の風習にうち勝つことはほとんど困難です。

正当性の理由には科学は大切です。

というわけで、四月の冒頭において、大阪府の感染状況を前回のように図式化してみました。これを見ると、大阪府立大学が対面授業を行うべき科学的根拠が大変よくわかりそうです。

皆さん、お元気でお会いできますように。