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新大学設立に向けて、絶賛作業中? ~ 大阪府立大学二度目の廃止へ
もうすぐ大阪府立大学はなくなるようですが、「大阪府立大学」の廃止は実は数年前に一度実施済みです。
正確に言えば、大昔からあった大阪府立大学はすでにもう絶えてしまっている、ということです。まぁ、絶えている、っていったところで全く変化してない大学が現存しているので理解不能でしょうが、一方で、全く変化してない大学と思われているところも微妙です。
すでに絶えたのは、存在の手続き上、正当な血統として、適切な表現はたぶん、行政手続き上、でしょうか。
そのとき、実は大阪府立大学は、その名を引き継いだ別の大学とすり替わっている、ということです。最近はやりのなりすましみたいなものです。なりすましも、雑に言ってしまえば、ネット上のなりすましならば正規手続き上は別人であれ正規にシステムにアクセスできるということなので、あとはシステム手続き以外でそれを正当と思うかどうかは人間の判断、ともいえます。その意味では、異論がなかった、あるいはあったとしても少数なので無視されて、たとえそれが、なりすましであっても社会的には承認されています。こういう場合、きっと、継承、とかいう言葉が使われるのでしょうね。
実際、行政手続きでは、当該年度替わりの3月31日に歴史の長かった大阪府立大学が廃止されて、その翌日の 4月1日に新大学として別の大阪府立大学が新設されているわけです。
# 実際に廃止されたのは法人化のときです。法人が入れ替わったときはまさしく大学は継承された(身売りした?)、のかな? 関連投稿記事1、関連投稿記事2)
別にこれらの作業はこっそり行われたわけではなく、大阪府議会で条例が制定されて、それが施行されただけのことなので、手続き上は当然問題はありません。
だから現在の大阪府立大学の設立日は、4月1日です。
今回の大阪府立大学と大阪市立大学の統合による新設大学設置は、現行大阪府立大学についていえば、前回と全く同じです。
現在進行中の文科省との調整が終わって、新大学の設置が認められた(実施しても滞りなく手続きして期日までに認可される)のであれば、上述の手順で、再び「大阪府立大学」という大学は二度目の廃止を迎えて、今回はその名が消滅するわけです。
より詳細で正確な表現での説明が必要な学生さんは、それぞれのレベルの担当部署に確認するのがよいでしょう。
この記事は所詮一素人が大胆にかみ砕いて概要を書いただけのトピックスですので。
それよりも、実験レポートや機械設計製図の課題、さらなる得点を目指す人は、インフルエンザ感染にも留意して、もう一週間、なお継続してがんばってください。