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中期日程入試、いよいよです
2020年3月8日日曜日。
本研究室も含まれている工学域の入試は、例年、この月日固定の中期日程で行われています。
今年は、感染症の観点からは全く注目されてはいないですが、エアロゾル感染をはじめ未確認の状況下での6000人規模の受験者、スタッフでの入試実施です。
老齢で、ひ弱で、病弱で、持病もある私にとっては、まさしく命がけです。ティーンエイジの受験生のみなさんは、まずは発症率が少なく、多分、重症者の致死率はほぼゼロです。感染した場合の影響は、受験生本人はせいぜい軟禁される程度、保護者のみなさんは40代以上が多いとおもわれるので、感染発症率はほぼピーク、致死率が増加する世代だと思われます。一番影響するとすれば、非発症受験生から監督に感染して、4月からの大学の授業が始まらなかったときだけです。ま、府立大を選択しなければその影響もありません。
危機管理は、備えよ常に(Be Prepared)です。
正しく職務を遂行するには、個人的に準備、防衛しておかないといけない、ということです。4月以降の授業実施にも影響します。最悪は重症化によって還らぬ人にもなるのですが、もちろん、その準備ですら、業務命令で解除される可能性はあります。
# まぁ、おまえなんか簡単に代替が効く、言われたことだけ黙ってやっておけ、一兵卒、ということなんでしょうけど。大学にとって重要な責任者の方々は本部の奥まったところで鎮座、ですし。
多くの入試企画実行実施者の方々の対策はいかにも心許ないと、私のたいへん偏執的で偏向的な常識では感じました。入試は完遂できても、感染が広がった場合、それ以降の考慮はしているのでしょうか。まぁ、大袈裟だ、とか、起こってもないことを言うな、とか、ありもしないことを大袈裟に言って混乱を招いている、といわれているのでしょう。それに、とりわけ入試担当部門は、入学後の授業等の担当部門ではないので、組織の持続性を担うという判断の観点からは、仕方がないのかもしれません。なにより、私のような教員よりも格段に優秀な上職のみなさんは、私には理解できない、感染を完全に防げる科学的根拠に基づいた確信があるのでしょう。ならば説明してくれてもいいと思うのですが、めんどくさい奴、には不要なのでしょう。
# 詳細は公表できない事項と思いますので、どうしても気になる受験者保護者等関係者の方は、
# 直接担当部署にお問いあわせください。
そこで現状での私の予防法。
工学工業関係では常識的かつ一般的な産業用機材である、
防塵ゴーグル、RL3防塵マスクの着用。(JIS参照方)
効果は不明ながら、結膜からの感染予防予備策としては、
非ステロイド系、抗生物質系等の点眼薬※の事前事後滴下。
常備のハイアルコール消毒液
ま、使用法法によっては無効化されますので、気休めのところはありますが、後悔先に立たず、です。少なくてもウイルス接触頻度を軽減すれば、確率的には感染機会も低減できるはずです。直接生命にかかわる老齢な父母のことも考えれば、手持ちのコマはすべてここでこそ投入しておきたいところです。備えよ常に、の希有な発揮どころですから。
なによりも、自分が感染して、試験の配布物を通じて受験者のみなさんへの媒介者になって、クラスター感染の片棒を担ぐことにはなりたくはないものです。
試験後は一週間程度は父母、知人とは接触せず、様子を見ることで、家族や友人、その家族までも守れる”かも”しれません。
受験生のみなさんも、自らの防疫と他の人への防疫の2つの観点から、最低限マスク、できれば密閉ゴーグル、ハンディ消毒剤、などもご検討いただき、相互に COVID-19に備え、挑みましょう。
みなさま、ご安全に!
※ リンデロン、レビフリキサシン、フルオロメトロン、ジクロード、クラビット、などなど。間違っているかもしれませんので各自確認するか、市販品にも同等のものがあるので、気になる方は眼科医院または薬局へ。