研究室紹介
フローティングシステム研究室にようこそ
本研究室は, Fluid Mechanics(流体力学) を称する流体工学研究グループの中にありながら,流体力学を礎とする流体工学にその根をおき,流体工学を応用した,機器の性能,特性について実験を通じて明確にしながら,流体工学ひいては機械工学の実践活用による成果を目指しています.
その中でも,流体工学による流体特性の特徴である圧力を応用したシステムを「フローティングシステム」として中核に据え,この関連技術の応用をさまざまな社会の問題解決や改善に利用するために,機械工学の広範な情報を基に流体工学的観点から,生産機械および輸送機械,環境技術への応用など,具体的なシステムを想定し,その流れの構造の解明とその応用を目的として活動しています.
このような目標の下,教育機関である大学として,この研究室で学ぶ学生が,流体工学を通じてこれらの問題解明にあたる作業の中から,機械工学の実践活用の能力を身につけられるよう技術者育成を行っています.実験計画,装置の構想,新規設計,改善設計などの作業から,問題の分析,切り出し,単純化,拡張適用,その結果可能となる効果的な解決方法やトラブルシューティングの能力の取得を目指します.このことは,流体工学,機械工学にとどまらず,エンジニア能力を身につけることによって,社会のあらゆる問題を客観的,論理的に分析し,できる限り最良の選択が行える高度な人材の育成へとつながることであり,また,そのような人材が周囲,社会に与える影響により国家が繁栄する,そのような任務を持った卒業生になるという理念を学生に伝えていこうとしています.
年間活動経費は,人件費を除く直接経費ではおおむね年間20-30万円程度を投入し教育研究を実施しています.
このサイトでは,そんな研究室の活動をご紹介しています.
そして
本研究室は,大阪府立大学工学部機械系学類機械工学課程,同大学院機械系専攻機械工学分野の流体工学研究グループの一部です.また,文部科学省の改革の中、流体工学研究Gr.と一体となった運営がなされています.流体工学研究室では,高比良教授により,マイクロバブルについて,気泡力学によるレベルセット法とマルチレイヤーによる数値計算と実験による実証により,そのメカニズムの解明が行なわれています.卒業研究の教育指導は行いますが、成績の権限は研究グループ主任により行われます。流体工学研究室へは,大学トップページリンクよりご訪問ください.