[Re:05] Reboot : ゼロから始める OpenFOAM @ windows トイレの換気も頭つかってくれよ その4(二次元再改善編 ドアのみ開放)

前回使用した薄いモデルを使用して、境界条件だけを変更して、窓は全閉、ドアは全開、の条件で計算を行います。


モデルコンセプト

モデル側面は前回とおなじ。
計算条件も前回と同じです。

計算条件

前回同様。
部屋の置き差は、長さ 10 m 、 高さ  2m、くらい。
トイレ室内の周囲の壁は静止壁で、それ以外は滑り壁
換気扇は 高さ 40 cm くらいで 10 m/s の流速指定
窓は静止壁、ドアは静圧 0 Pa 指定。
それ以外はほぼデフォウルト設定

計算結果

解釈(注:計算条件は十分には検討されていません。念のため)

 やはり計算当初では圧力が少し高くなるようです。その後落ち着いて、今回は、ドア側から換気扇に向かってきれいな流線が描かれています。上の二枚目の図卯のように、一時圧力コンターが村々になりますが、これもまたその後落ち着きました(以下の図)。
換気、という観点からは、大変理想的な流れのようです。圧力分布も概ね一様に見えます。
流れが一様になった後、左下のコーナーに循環流れの小さな領域が発生しますが、この循環流れは園語安定して移動しませんでした。ドア近傍に圧力の高いエリアが発生しましたが、これも落ち着いたようです。今回は、計算の周期の間では発散しませんでした。


うまくいってるのかどうかは置いておいて、換気にはやっぱり、貫通流れを意識することが大切そうであることはいえるかもしれません。また、計算においては、循環、特にエネルギー供給によって発生している流れやその近傍は、注意がいるのかもしれませんね。でも、そんな気配りって、浪花節っぽくっていやですね。きっときちんとした合理的な方法があるはずです、きっと。