コンピュータの守り
はじめに、きちんと使用していれば、以下のような作業に気を配る必要はないと思います。
現代では、タブレット端末(スマートフォン型携帯通信機ほか)の普及と、それに対応した各種インターフェース、とりわけWEBアプリケーションの進化のため、簡単な作業はほぼ、タブレット端末で作業可能です。ワープロを用いた文書作成、表計算ソフトを用いた数値計算処理、図画作成やホームページ作成、資料の検索整理、などです。
したがって、せっかくのパーソナルコンピューターは、所有者または使用者のスキルを選ぶようになり、特に日本のようなネット閲覧か簡単なSNS、ゲームでしかネットを使用しない大多数の日本人には、コンピュータは無用の長物か、飾り物のステイタスになりつつあります。
同じ作業が能率よくできるから、とコンピュータの優位性を説明するケースもありますが、作業性は、単純に操作者のスキルに負うことがあるので、その根拠の概ね半分くらいは、そう主張する人がタブレット操作を苦手にしているところに負うのかもしれません。
実際、わたしはタブレット操作をかな入力ではなくローマ字入力で行い、ポインティング操作も的確ではありません。さまざまな入力方式を選択できるタブレット端末の方が、入力デバイスの面では多様性が極めて高く、作業性においても優れているといえるかもしれません。
コンピューターを使用するには、別にWEBブラウジングでも構いませんが、デバイスの可搬性からも、タブレット端末に分があるかもしれません。
本研究室の背景としては、コンピューターでないとできない作業程度は、スキルとして身につけておいてほしいというところでしょうか。そしてそれが、冒頭の、きちんと使用していれば、の趣旨です。逆にいえば、そのような作業をしないのであれば、将来のことを考えれば、無理をして能力過剰で保守に手間のかかるコンピューターを所有する意義はないであろう、ということです。
# つまり、コンピューターを使用しないで済むくらいなら、うちの研究室の作業は無理です、と言いたい。
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さて、コンピューターの守り、として何をすべきか。
それは最低1ヶ月に一回くらいは起動して、自動アップデートを動作させることです。
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何ヶ月も起動させずに、アップデートが溜まってるというような状況なら、それは本研究室の必要な作業をしていないということです。できれば、実験室の計測用コンピューターなどのアップデートも、気がついた時にしていただきたいですが。さらに、その際には、使用するソフトウェアに最新版もチェックしておいてください。
一番の問題は、本来その能力を一番発揮できる作業を、そのコンピューター上でできるようになることですが。