0_新4回生向け特設ページ(2022)

フローティングシステム研究室
担当 中嶋

2022年度の卒業研究受け付けは最終希望調査提出時をもって終了しました。

連絡方法
居室  B4-E132
Tel.  0722549227
E-mail ユーザー名: ttn00208 + 大学ドメイン名(osakafu-u.ac.jp)

重要:手続き】
配属決定日までに希望者申し出により 担当者 中嶋 と事前面談を受けていること.
上記条件を満たした上4月1日(金)11:00 にB4棟E-132室に来室または指定の方法でアクセスのこと.
・上二項の指示に従がわない場合には,指導を受ける用意がないものと判断し、教育の質的維持の観点から、本研究室テーマ選択を受け入れられません
重要:成績評価】
・担当教員中嶋提供のテーマを履修したとしても,担当教員は直接成績評価を行わず成績責任者研究グループ主任へ上申するのみなので,その旨,了承しておくこと.
重要:学習環境】
・本研究室では、基本的に法人からの教育費(学部3万円/年間,博士前期5万円/年間)に依存しています.したがって、自ら設計、製作作業を行うことが求められます。設計作業を避けるための外注設計製作依頼やふんだんに高価な計測器を使用したい場合には、本研究室では希望には沿えませんので,希望にあう予算潤沢な他研究室を選択してください。

本研究室「卒業研究」基本概要(シラバス)
本研究室では、機械製造における科学的考察を利用できる機械技術者としてのスキル取得を目標にしています。
2022年度においても受入れ人数は特に上限を定めません。


1. 本研究室「卒業研究」指導スケジュール

以下に,本研究室の標準年間スケジュールを示す(ただし、研究グループ主催行事についてはその実施形態、目的、および内容は無情報で流動的におもわれるので研究グループ主任に確認し,指示に従う等対応してください).

7月初旬から中旬(卒論開始4ヶ月目)に,必要な基本スキルの取得の完了確認と卒研の課題設定についての受講生方針説明資料をまとめていただきます.卒業論文については,10月中下旬(卒論開始7ヶ月目)に本研究室内中間発表を行います. この際データーの取得と整理ができていない場合には, 評価は著しく低下することに留意してください. 12月中旬(卒論開始9ヶ月目)には,卒業論文の下書きを完成し,結論まで記述したものを提出してください.図中,”評価用資料”は卒業論文案を指します.
教務課への成績締め切りは1月中旬です. したがって, 11月末ごろに基本的な研究活動を終えていない場合には, 予算執行等事務運営や卒論作成の基本データ,論文指導の事情等から, 卒業研究の単位取得ができない可能性が高いと考えてください. 1月(卒論開始10ヶ月目)は,12月までの課題をできる限り補完し,2月上旬(卒論開始11ヶ月目)に卒業論文の最終版を提出していただきます.各人の努力による計画前倒しも可能ですし、研究グループ、課程の行事を除いては、必要要件さえ満たしていれば提出以降は自由です。

この間、研究グループ主任教授主催で、技術英語、研究会などが開催されるので対応のこと.

スケジュール

2. 本研究室「卒業研究」個人特性マッチング要件

本研究室では, 各人の好奇心、自主性と積極性に基づく行動を重視しています. 研究に必要な知識等は各自で勉強したり, 教員等に聞いたりして身につけていく必要があります.

# なお、研究室学生について、2022年度も上回修士学生不在の予定です.

したがって研究室の運営上,教員,学生のお互いの緊密な連携と協力が必要です. また、実験研究は一人で行うことが難しい場合が多く, 同回生を含めた他の研究室所属学生も含めてお互いに助け合わなければなりません. これには社会人としての普通のコミュニケーション能力が必須です.また一方で,単独でも実験が遂行できるよう、実験装置企画設計の際や改修時には一般社会同様つねに省力化等、心ががけないといけません。

そこで,本研究室としては協調性のある方を希望しています. 利己主義、自己利益第一主義のために他人に配慮、考慮しない人は、 就職時はもちろんエンジニアとして好ましくないため、 そのような考えを自己抑制できる、あるいは改善する強い意欲のある人を希望します。

3. 本研究室「卒業研究」指導実施手法マッチング要件

 次の各項に該当する人は,指導手法と照らし合わせてその機会の確保が困難となるので本研究室卒業研究テーマ選択は避けてください.

1) 大学の基本活動時間帯に定常的にアルバイトや課外活動を行う,
2) 基本的に授業以外の時間を極力研究室で過ごせない,
3) 教員への報告,相談ができない,
4) 4月以降 夏休み終了までは院試勉強専念とその後の夏休み取得をしたい,

このような人は様々な学習及び被指導の機会を喪失し 本研究室卒研テーマ履修には不適です.アドミッションポリシーからも大きく逸脱するため,上記事項を要望する人は、これらを実行しても高度な教育を提供できる、卓越した高度な指導能力を持つ 他の指導教員 のテーマ履修をお勧めします.
また,日々の作業について定期的に整理,文書化し, 積極的に様々な活動(OJT活動)に参加できない人は受講しないでください.これらの教育実施方針に違和感や嫌悪感を覚える人も受講しないでください.これまでの事例からは,本研究室を受講しても,通常期日に卒業できる可能性がきわめて低下する可能性が高いです.

4. 本研究室「卒業研究」成績評価方法

研究グループ主任への評価上申内容においては、 受講生からの報告が重視されます。年末年始において評価資料(卒業論文案)が本研究指定期日までに全く提示されない等,完成の見込みを担当教員が確信できない場合には,1月下旬の成績締め切りまえの1月中旬頃に卒業見込みなしと上申されます.

特に初期、前期において, 指示された作業を実施する中で,中後半での卒業研究実施能力を養いますので, その達成度確認のために指定の報告以外にも書面、口頭等でも質問を含めて報告を行うように心がけてください.報告がない場合は,活動が把握できないため履修に必要な活動がないとみなされることになります.指示された作業が所定期間内で終了せず,必要な能力が取得できていない場合, 後半での作業に支障が出ることから,年度途中でも,単位取得困難の判断,またはその時点で事実上の履修取り消しとなるリスクがあることに留意してください.前期の実績を持って後期の活動を予測しますので、本大学現行制度の通年科目では、半年の時間喪失により9月卒業も維持できません。この場合,受講生の申し出を受けた本研究室担当の研究グループ主任教授判断で研究グループの他の教員が卒業研究を担当するなどの可能性はあり得ますが、本研究室指導教員の権限外です.

5. 本研究室「卒業研究」その他事項

ITスキルアップに関連し,パーソナルコンピュータを所有しているか購入予定者を希望します. コンピューターの基本的な保守やリテラシー能力は, それらを用いる各種スキル習得により作業効率を大幅に改善できます. そのような意義を理解し積極的な活用を行うためには, 教育効果を勘案し,個人で管理できるコンピューターが必須という立場をとっています。
さらに,機械工学技術者の基本能力であるシステムインテグレーション能力の観点からも、機械工作から電気,電子,プログラミング等の広い知識も必要になります. 実験を効率よく実施するにはそのようなことに積極的に挑戦する意欲が不可欠です。 これら作業は日々の努力の積み重ねで養われるものですので, その努力を怠った場合には,卒業研究で求められる一定レベルの作業が不可能なため実施が不十分となり, 信頼性に配慮した実験が行われませんので, 結果的に単位取得が不可能になります.

本研究室の卒業研究では、 研究計画,調査,装置等の設計から工作,運用,プログラミングなどの 広い範囲の学習,作業なども通して, 総合的に機械工学の知識を深め,エンジニアとして,現象を解明し対処する能力を習得,向上することを目的としています.

履修前に,シラバスの目標や評価内容について再度理解した上で, 情報関連教育や機械設計製図,工作実習,機械工学実験で習うべき内容を復習し, とくに流体工学と卒論テーマに関連する機械や状況に関する知識、事前面談の指示内容等を事前調査しておいてください(調査用推奨検索サイト).

具体的なテーマ例

テーマについては,本研究室WEBサイト研究テーマの項などにあるキーワードを用いて、適宜 文献検索することで詳細な内容を知ることができます.これらまたはその周辺範囲から,研究計画を勘案しながら担当教員と相談して問題提起作業の中からテーマを設定することができます.2021年度は、流れの可視化(画像処理技能を含む)、風洞での機械特性実験(自動化省力化計測開発の技能を含む)、数値計算ツールの利用(プリポスト処理技能の習得を含む)、実験ツールの開発、などの内容のひとつまたは複数を含んだ下記テーマ。

風力等流体エネルギー利用に関する実験

フローティングシステムの原理を利用した風車などを想定し,その性能向上に関して現実実験等を中心とし、場合によっては数値計算も利用した空力特性および流れの可視化など関連する実験を行う. 実験を中心とした研究では,新たな装置の開発改善や計測方法の構築,装置の改善,計測システム構築などの作業が必須である.詳細は,左メニューの関連項目を参照.
なお, 2021年度は, 高空発電プロジェクト の継続年度であるため, これに関連する内容(センシング,管制制御,等)も上記に含む.

流れの可視化に関する実験

まずは攪拌装置内の流れを実験的に計測することを目標に, 新しい可視化技術の確立を行う.データ収集及び画像処理にはコンピューター上での情報処理技術が必要である.詳細は,左メニュー(モバイルフォンでは下メニュー)の関連項目を参照.なお、確定的ではないが,風車関連のテーマ等と一体で実施される可能性が高い.

見学、面談等

さらに詳細情報が必要な場合は直接質問にくること.なお、事前の時間予約を推奨します。また、本研究室テーマ選択の可能性がある場合には、同様に日時調整(予約)の上、必ず事前面談を受けること.面談は少人数のグループ面談でも可.

機械工学に好奇心を持った向学心と探究心のある行動できる学生さんの受講を期待しています.

【参考】

以下以外に、卒業には学会講演が必須という学類、研究科内の雰囲気があります。正確な卒業要件については、主任などに事前確認してください。

B3 2月初 テーマ説明会 / 2月末 配属希望調査結果掲示 / 3月初 配属決定

B4 2月初 卒論・要旨提出 / 2月中下旬 発表会 / 2月下 質疑書提出

M1 12月中 題目提出 / 1月初 ポスター発表

M2 2月初 学位授与申請書提出 / 2月初 修論・要旨提出 / 2月中 発表会 / 2月下 質疑応答書・修正論文提出